STRRAY RIFT

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「HERO MASK」(第1期)第14・15話(最終話)を見る(メモ):2020夏アニメの中では最も見応えがあった作品のひとつ

2018年にNetflixで第1期、2019年に第2期が世界配信されたという作品。
今回夏アニメとしてMX-TVにて放映されたため視聴。
イギリス、ロンドンを舞台に警察の特殊捜査部(SSC)をメインに、女性検事の謎の死から露見した巨大コングロマリット「ライブ」の企てに迫ろうとする捜査が描かれた。

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世界配信ということで子供寄りにするのではなくハードな設定、ストーリーで作られ見応えがあった。
1話より目を引いたのはアクションシーン、日本刀を振り回したり魔術を使うキャラは当然ながら登場せず、マーシャル・アーツ、銃器戦闘などひとつひとつじっくり見せてくれた。
声もアニメ風演出ではなく洋画吹き替えの声優を集め演技も映画風に寄せていたのがよかった。若干気になったのは、ため息のシーンがやけに目立った点。

ストーリーはハードだが、若干説明不足がありわかりづらかった点は否めない。
全編を通して、ライブ社の進める企てが最初から最後まで描かれていたが、SSCという捜査機関を描くのであれば、ライブ社の事件を軸に小さめの事件も並行して描くなど、モジュラー型のストーリーだともっとよかったかな、という印象。

いちおう表向きの決着はついたというものの、多くの謎は2期に持ち越しになったこともあり、2期を早く見てみたいものだ。

折り紙をモチーフにしたオープニングがかっこよく、またテロップだけのエンディングもよかった。全般に劇伴も控えめながら効果的で、この点も洋画風の演出であったように思う。

厳密には2020年夏アニメというわけではないが、最も見応えがあった作品のひとつだろう。