イエスタディをうたって 1話:鬱々した展開も予想されないではないが、しっとりとした情感に期待大
■ イエスタディをうたって
◎ 今のところ、今期NO.1
新宿にほど近い私鉄沿線の小さな街で、悩み、迷いながらも懸命に生きる4人の男女の姿を描いた、人生と愛のストーリー。ほんの少しの誤解がすれ違いを生み、それぞれの想いが錯綜する。
49%うしろ向き、51%まえ向きに生きる、日常のものがたり。
<TVアニメ「イエスタディをうたって」公式サイトより>
<感想>
原作の存在は知っていたが未読。
主人公が大人。大学卒業後就職していないということなので22、23歳といったところだろうか。親しくはあったがそれ以上にはなれなかった大学の同期生森ノ目榀子が東京に戻ったのを知り(これもまたなにかしら事情がありそう)再会。またカラスを連れた不思議っ子のハルとの出会いなど、日常が少しずつ動き出す感じが良い。
キャラの立ち位置からはうつうつとした展開が見えなくもないが、見続けていきたいと思わせてくれる作品。
最近の花澤香菜は、「空挺ドラゴン」のヴァナベルなど花澤香菜ぽさをなくした演技で好感がもてる(かつての花澤香菜ポジションは上田麗奈がよくやっているイメージ)。ハル役は「SSSS.GRIDMAN」の六花役だった宮本侑芽。