「戦翼のシグルドリーヴァ」第2話「海ほたる海上突入」を見る(メモ):航空機の描写は面白いが、ストーリーは・・
ヒロイン、クラウの歓迎会の翌朝、新しいピラー(謎の敵生命体?)が、海ほたる付近に現れる・・。敵本体に接近するため、4人は機体を駆り海底トンネル内に突入する!
世界中に発生した謎の生命体?により滅亡の危機に瀕する人類というよくある設定なのだが、危機の描き方や切迫感がどうにも緩い。
基地や周囲の人々の描き方も緩いためどうにも、第二次大戦中の航空機を持ち出したという設定部分のハードさとどうにもバランスが悪く見える。
エヴァのようなハードな設定というのは今どき流行らないのかもしれないが、全体として凡百のライトノベル作品のような出来になっている。
けっして素材は悪くないと思われるので、いろいろな要素のサジ加減の問題だろうか?
航空機の描写がハードと書いたが、一方で海底トンネルの中に突入して飛行するというのは展開としてどうなの?という印象。
トンネルから通気口を通って海上に出る際に、翼をはやしていたが、超常の力で飛んでいるのであれば、わざわざ旧式な航空機の形をする必要はないし、そのための整備員も置いておく必要もないんじゃないの、とか・・疑問が湧いてしまう。というかそのあたりの説明が行われていないか薄いか・・。
前回1時間の拡張版で扱ったにもかかわらず、あまりストーリーの深化がない印象。
ピラーはどうして基地の近くに現れるのか?
ピラーの造形も劣化「使途」に見えるが、少しも怖くないのはどうしたものか。